移動手段

ギニアには電車やタクシー、バス、バイクタクシーなどがありますが、観光でギニアを訪れた場合の移動手段は価格や安全性から乗り合いタクシーを使うのが一般的だと思われます。ここでは各移動手段の使い方やメリット・デメリットを紹介します。

タクシー

首都コナクリでのメインの移動手段は乗り合いタクシーになります(専有タクシーは後述します)。タクシーには黄色い塗装がされ、ドアには許可ナンバーが付与されています。

乗り方

タクシーが近づいてきたら大きな声で行先を伝えましょう。タクシーの目的地と一致すれば止まってくれます。

運賃は一区間2,000FGで、区間の途中で乗車した場合は値切り交渉が可能です。乗客が少ないと稀にぼったくられます。

基本的に乗客は助手席に2人、後部座席に4人で、ぎゅうぎゅう詰めになるので居心地は悪いです。その場合、一人で二人分の費用を払って乗客の数を減らせばその分快適になります。雨季の時は座席が濡れていてお尻が濡れるのも覚悟しましょう。

混雑時間帯

出勤時間の7:00~9:00、退勤時間の16:00~19:00はタクシーを拾うのに一苦労。タクシー乗り場では老いも若きも我先にタクシーのドアノブに殺到します。レディーファーストとか言ってられません。

窃盗に注意

乗客の中には窃盗を行う者もいます。実際にリュックの中の携帯を盗られた日本人がいました。リュックは常に手前に持ち、ファスナーを隠すようにしてください。また、車内で携帯電話をいじっていると外から一瞬のスキをついて携帯を盗む輩がいるので、車内ではあまり携帯をいじるのを控えた方が良いです。

専有タクシー

大通りから離れたところに行きたかったり、大勢の友人たちとタクシーに乗りたかったり、多くの荷物をタクシーに乗せたい場合はタクシーを専有してみましょう。タクシーを占有する場合は、乗客がいないタクシーに向かって「デプラスモン!」と呼びかけます。

運賃は1区間12,000FGを基準に交渉です。一緒に乗る人数や荷物の多さによって変動し、渋滞がひどかった場合は目的地に着いた後に追加料金を請求されます。夜間運賃は2.5倍ほどです。

上級編

タクシーの運転手さんは乗客を見つけると窓から手を出してサインを送ります。サインの方向がタクシーの進路で、指の本数が乗車可能人数です。

乗客もタクシーにサインを出してコミュニケーションを取ります。

左にフリフリ

この先で左方向に行きたい。乗客は二人(指が二本なので)。

右にフリフリ

この先で右方向に行きたい。タクシーが向かってきたら指を乗客の数だけ立てる。

進行方向にフリフリ

この先ずっとまっすぐ進みたい。

下にチョンチョン

この区間内で降りたい。

ミニバス

通称”マッバナ”(Magbana)。一区間1,500FGとタクシーより割安ですがタクシーより窃盗被害が多く、ギニア人でも避ける人がいます。ミニバスの特徴はタクシーと同じく黄色の塗装でハイエースなどのワンボックスです。木の椅子に座ることになるので疲れます。

バイクタクシー

渋滞の多いコナクリで素早く移動するのに有効ですが運転が非常に荒く、事故を起こす可能性がとても高いです。コナクリでは事故が多く、コナクリを往復すれば一度は事故現場に遭遇するくらいです。ギニアで高度な治療は期待できないため、場合によっては命を落とすことも覚悟しなければなりません。私の知り合いでも重傷を負った人や亡くなった人が数人います。

記念に乗るのは良いですが、よほど急いでいない限り使用するのは避けましょう。

乗る方法

タクシー乗り場付近に色のついたベストを着てバイクにまたがっているのがバイクタクシーです。また、道を歩いていればクラクションを鳴らしながら近づいてきます。運賃は交渉で、おおよそタクシーの2.5倍くらいです。

大型バス

一区間1,000FGです。高速道路とプランス道路のバス停で乗り降りできます。

出典:visionguinee

電車(コナクリ・エキスプレス)


出典:guineenews

コナクリ市内を日に二回(朝と夕方で時間は不定期)往復します。1年の殆どをストライキに費やしているためほとんど乗車できません。運行を開始するだけでニュースにもなります。私はまだ利用実績がありません。