新型コロナウイルスの流行状況

3月12日(木)ギニア国内において新型コロナウイルス感染が確認されました。
現在ギニアには非常事態宣言が発令されています。

陽性確定者数合計:12,949人
回復者数:11,922人
死者数合計:76人
(2020/11/26現在)

新型コロナ対策と経緯[1]

2020/11/15 非常事態宣言を1カ月間延長

2020/10/15 非常事態宣言を1カ月間延長

2020/09/22 流行に対する措置の一部緩和
緩和された措置は以下のとおりです。
・移動手段(公共交通機関(バス、タクシー等))への規制緩和:すべての乗客及び運転手にマスク着用を義務づけし、3月26日に導入した乗客上限数及び料金設定を解除する。
・バー、レストラン、モーテルの再開:従業員にマスク着用を義務化し、ソーシャルディスタンスを確保する。
・社会文化イベントの再開:すべての観客及び主催者にマスク着用を義務化し、入口に手洗いキットを設置し、ソーシャルディスタンスを確保する。
・スポーツイベントの再開:すべての観客及び主催者にマスク着用を義務化し、観客と主催者はソーシャルディスタンスを確保する。また、各大会前にスクリーニングを実施する。
 なお、大コナクリ地域圏(コナクリ、コヤ、ドゥブレカ)では、引き続き夜0時から朝4時まで夜間外出禁止令が敷かれています。

2020/09/15 非常事態宣言を1カ月間延長
 コンデ大統領は、新型コロナウイルスの流行に対する措置として、既に発出されているギニア全土における非常事態宣言を、9月16日より更に1カ月間延長する旨発表しました。主な措置は以下のとおりです。
・商業便の運航再開は、相互主義の下、現行の衛生対策の厳格な遵守が条件である。 
・大コナクリ地域(コナクリ市、コヤ県、ドゥブレカ県)における夜間外出禁止令は、引き続き深夜0時から翌朝4時までとする。その他の地域における夜間外出禁止令は引き続き対象外となる。
・マスクの着用義務は継続する。
・その他の非常事態宣言の衛生上の措置は、継続して適用される。

2020/09/08 陰性証明書を有する乗客はギニア入国後の自主隔離措置不要
 ギニア保健当局によると、ギニア入国時に、PCR検査の陰性証明書(出国3日以内)を有する乗客は、入国後の自主隔離措置が不要となりました。有効な陰性証明書が確認できない場合は、14日間の自主隔離が義務づけられており、陽性が確認された場合は隔離されます。
 引き続きすべての乗客に対し、PCR検査の陰性証明書(出国3日以内)の提示の他、検温、症状、患者との濃厚接触歴の申告、入国後の連絡先の提出が求められます。

2020/08/17 コナクリ国際空港の閉鎖解除及び国際商用便の運航再開に伴う追加措置
 ギニア保健省は、出国時におけるPCR検査の陰性証明書取得の義務化を発表しました。詳細は下記のとおりです。
・すべての乗客は、出国3日前以内に取得したPCR検査の陰性証明書を取得しなければならない。
・PCR検査は、首都コナクリにある国立公衆衛生研究所(INSP)にて月曜から土曜日の8時から14時まで受検できる(要事前予約)。
・予約は、INSPのサイト(www.insp-guinee.org)より可能。
・検査の結果は、INSP窓口にて8時から14時まで、受検から48時間以内に証明書を取得できる。
・検査費用は、650,000ギニアフラン。
・空港において、すべての乗客は、出国3日前以内に取得した陰性証明書の提示を求められ、新型コロナウイルス患者との濃厚接触歴及び症状がなく、体温が38度以下であることが確認される。

 ギニア入国時においては、引き続きすべての乗客に対し、PCR検査の陰性証明書(出国5日以内)の提示、検温、症状、患者との濃厚接触歴の申告、入国後の連絡先の提出を求められます。また、入国後は14日間の自宅での隔離が求められています。

2020/08/14 ギニアにおける非常事態宣言:8月16日より1カ月延長
 新型コロナウイルスの流行に対するこれまでの措置は引き続き踏襲する。

2020/07/22 コナクリ国際空港の閉鎖解除及び段階的な国際商用便の運航再開に伴う措置
○ギニアから出国する際の空港での措置
・コナクリ国際空港から出国する乗客は、渡航先の国がPCR検査の陰性証明書を求めている場合、相互主義に基づきPCR検査を受ける。(日本大使館が出国時の陰性証明書が不要である旨を証明する書簡を発行してくれるため、必要に応じて大使館に予約する)
・コナクリ国際空港に入るためにマスクを着用しなければならない。
・乗客は、コナクリ国際空港の入口において衛生チェック(体温測定、症状の確認)を受ける。
・新型コロナウイルスの症状が見られる乗客は、隔離され、感染センターへ移される。

○ギニアへ入国する際の空港での措置
・旅行の全行程において、マスク着用を義務とする。
・降機は、一回につき乗客60人までとし、1メートルの間隔を保つこととする。
・機内において、健康申告書を記入する。
・入国5日前までの陰性証明書を保有する。
・乗客は、降機の際に衛生チェック(体温測定、症状の確認)を受ける。
・新型コロナウイルスの症状が見られる乗客は、隔離され、感染センターへ移される。
・人道的理由によるフライトで帰国し、出国時に陰性を証明していないギニア人は、到着時にPCR検査を受け、結果が出るまで隔離される。

○入国後の経過観察
・乗客は、到着後14日間は自宅隔離とする。
・乗客は、医療当局から経過観察関連情報が記載されたカードを受け取る。
・乗客は、医療当局から電話もしくは自宅訪問により、日々(朝晩)連絡をとられる。
・乗客は、各自症状を確認し、異変がある場合は医療当局へ連絡する。
・乗客の症状が進行した場合、共同体レベルで隔離し、地区担当者もしくは保健当局の指示に従う。

2020/07/15 ギニアにおける非常事態宣言:期間延長
 コンデ大統領は、新型コロナウイルスの流行に対する措置として、既に発出されているギニア全土における非常事態宣言の延長及び一部の措置緩和を発表しました。
 主な発表内容は以下のとおりです。
・ギニア全土における緊急事態宣言の期限を7月15日より30日間延長する。
・7月17日から段階的に航空商用便の運航を再開する(条件の詳細については今後運輸省より発表)。
・大コナクリ地域(コナクリ市、コヤ県、ドゥブレカ県)における夜間外出禁止令は、深夜0時から朝4時までに緩和する。その他の地域における夜間外出禁止令は引き続き対象外とする。
・マスクの着用義務を継続する。
・その他の非常事態宣言における衛生上の措置に関しても、継続して適用される。

2020/06/15 ギニア全土における非常事態宣言に関する新たな措置を発表
 非常事態宣言の変更点は以下のとおりです。
・非常事態宣言の延長(6月15日から30日間、ギニア全土)の是非については、政府が提出した法案を国民議会が決定する。
・大コナクリ地域(コナクリ市、コヤ県、ドゥブレカ県)における夜間外出禁止令は、23時から翌朝4時までに緩和する。その他の地域における夜間外出禁止令は撤廃する。
・大コナクリ地域では、市場は18時に閉鎖する。
・マスクの着用義務、違反者への措置は継続する。
・初等、高等、大学の授業を6月29日から再開する。校内における社会的距離の確保、登校時の体温測定、手洗い、マスクの着用等の措置が取られる必要がある。
・直近30日間に新型コロナウイルスに感染した患者がいない県の宗教施設を、6月22日から再開する。
・その他の非常事態宣言の衛生上の措置は継続して適用される。

2020/5/15 ギニア全土における非常事態宣言を一ヶ月間延長。
 非常事態宣言の変更点は以下のとおりです。
 ・大コナクリ地域(首都コナクリ、コヤ県、ドゥブレカ県)について、22時から翌5時までの夜間外出を禁止する。その他の地域は夜間外出禁止令を解除する(ギニア全土における21時から翌5時まで夜間外出禁止からの緩和)。
 ・大コナクリ地域以外の地域において、30名までの集会を許可する(最大20名からの緩和)。
 以下の措置は引き続き継続されます。
 ・マスクの着用または布類で口を隠すこと(着用していない場合、30,000ギニアフランの罰金)。
 ・陸路の国境を封鎖し、商用トラック以外の出入国は不可とする。
 ・コナクリ市における移動については、運転手の他、乗客は車一台につき3人、バイクは1人、ミニバスは7ー10人までを上限とする。
 ・首都コナクリから内陸部への移動を禁止する。
 ・全ての教育機関を休校とする。
 ・バー、競技場、劇場、映画館などの娯楽施設を閉鎖する。
 ・市場、レストラン、銀行において衛生対策を実施(手洗いや2メートルの距離確保)する。
 ・すべての国際会議を延期する。また、スポーツ大会や文化イベントを禁止する。
 ・宗教施設(モスク、教会)を閉鎖、宗教上の行事を禁止する。
 ・規則違反者は追跡の対象となる。

2020/4/13 新型コロナウイルスの流行に伴うギニアにおける大統領令(追加措置)
・既に施行されている各種措置、特に学校、国境、宗教施設、バーの閉鎖、結婚式、洗礼式、葬儀等について20名以下とする集会の制限、21時から5時までの外出禁止令を延長する。
・コナクリからの移動に際しては感染に関する検査証明書の提出が必要となる。また、移動後21日間外部との接触を禁止し、違反した際には懲罰対象とする。
・4月18日(土)以降、マスクの着用または布類で口を隠すことを義務化する。違反者は通行の禁止及び30,000ギニアフランの罰金の対象となる。

2020/4/9 コンデ大統領は非常事態宣言を21日間延長(再度延長の可能性あり)。

2020/3/31 新型コロナウイルスの流行に伴うギニアにおける大統領令(追加措置)
・21時から翌5時までの夜間における外出の禁止
・首都コナクリから内陸部への移動の禁止

2020/3/27 非常事態宣言発令
・30日間(更新の可能性あり)陸路の国境を封鎖し、商用トラック以外の出入国は不可とする。
・コナクリ市における移動については、運転手の他、乗客は車一台につき3人、バイクは1人、ミニバスは7ー10人までを上限とする。
・全ての教育機関を14日間(更新の可能性あり)休校とする。
・バー、競技場、劇場、映画館などの娯楽施設を14日間(更新の可能性あり)閉鎖する。
・市場、レストラン、銀行において衛生対策を実施(手洗いや2メートルの距離確保)する。
・全ての会合は最大20名を上限とする。
・すべての国際会議を延期する。また、スポーツ大会や文化イベントを禁止する。
・50名以上感染者がいる国への重要ではない旅行を延期する。
・宗教施設(モスクや教会)を14日間(更新の可能性あり)閉鎖、宗教上の行事を禁止する。
・規則違反者は追跡の対象となる。

2020/3/23 空港を閉鎖
・次の指示が出るまでの間、空港を23日(月)から閉鎖する。

2020/3/16 新型コロナウイルス感染症の監視強化
・流行国から出国した旅行者がギニアに入国する場合、2週間の自宅でのモニタリング(1日2回の体温測定)を課す。
・流行国から出国した旅行者がギニアに入国する際、空港においてパスポートを当局に預け、代わりにパスポートのコピーが旅行者に配布する。モニタリング実施から2週間経過後、新型コロナウイルス感染症の疑いがない場合は地域保険局(DCS)及びANSSが署名した証明書を発行しパスポートを返却する。

2020/3/12 ギニア国内において新型コロナウイルス感染が確認されました。

新型コロナ流行の推移[2]

コロナウイルスの週間感染者数(縦軸は人数)。

国内の流行分布。首都で流行が顕著で、そこから国道1~3号線沿いに多く流行しているように見える。

年代別感染者数累計。ギニアでも日本と同じく行動範囲が広い若者を中心に流行していることが見て取れる。

詳しくは国家公衆衛生安全保障庁(ANSS)のWEBサイトの「Télécharger le dernier rapport de situation sur le COVID-19」でご確認ください。

出典

以下の情報をもとにギニア日本人会が作成
1. 在ギニア日本大使館「新着情報」
2. 国家公衆衛生安全保障庁(ANSS)「Télécharger le dernier rapport de situation sur le COVID-19」

 

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